コンサルティングを通じて、一人ひとりのキャリアプランを支援
社会環境の変化が激しい日本では、働く人のキャリアプランを支援するスペシャリストが必要不可欠です。しかし現実には人材不足が続いており、厚生労働省が打ち出した「キャリアコンサルタント10万人養成計画」もその解消を目的にしています。また近年は、国家資格「キャリアコンサルタント」の認知度が上がり始めており、今後しばらく、資格取得者のニーズの拡大傾向が続くのは間違いありません。
【受験資格】
次のいずれかの要件を満たした方が受験できます。
1) 厚生労働大臣が認定する講習の過程を修了した方 |
2)労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力開発及び向上のいずれかに関する相談に関し3年以上の経験を有する方 |
3)技能検定キャリアコンサルティング職種の学科試験又は実技試験に合格した方 |
4)上記の項目と同等以上に能力を有する方 |
※キャリアコンサルティングに係る実務経験について
上記における「経験」に該当するかどうかは、以下のいずれも適合するかどうかという考え方を基準に、個別に判断することになります。
●キャリアコンサルティングによる支援対象者が「労働者」であること。なお、ここでいう労働者とは現在就業している方のみならず、現在仕事を探している求職者(ハローワーク等の就業紹介機関に休職の申し込みを行なっている方、学卒就職希望者等)を含みます。
●相談の内容・目的が職業の選択。職業生活設計又は職業能力開発及び向上に関係するものであること。
●キャリアコンサルティングが一対一で行われるもの、又はこれに準ずるもの(少人数のグループワークの運営等)であること(情報提供に止まるもの、授業・訓練の運営そのもの等は含みません)
【試験科目】
・職業能力開発促進法その他関連法令に関する科目
・キャリアコンサルティングの理論に関する科目
・キャリアコンサルティングの実務に関する科目
・キャリアコンサルティングの社会的意義に関する科目
・キャリアコンサルティングの倫理と行動に関する科目
【試験区分と出題形式】
●キャリアコンサルティング協議会
【学科】 | |
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出題形式 | 四肢択一のマークシート |
問題数 | 50問 |
試験時間 | 100時間 |
合格基準 | 100点満点で70点以上の得点 |
【実技】 | |
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論述試験 | 記述式回答(事例記録を読み、設問に回答する) |
面接試験 | 50分 |
面接試験 | ロールプレイ・口頭試問 |
面接試験時間 | ロールプレイ(15分)+口頭試問(5分) |
面接評価区分 | 「態度」「展開」「自己評価」 |
合格基準 | 150点満点で90点以上の得点 ※但し、論述は配点の40%以上の得点、かつ面接は評価区分ごとに満点の40%以上の得点が必要 |
実技試験の特徴 | 問題解決にむけたフレームワークを重視 |
●日本キャリア開発協会
【学科】 | |
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出題形式 | 四肢択一のマークシート |
問題数 | 50問 |
試験時間 | 100時間 |
合格基準 | 100点満点で70点以上の得点 |
【実技】 | |
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論述試験 | 記述式回答(逐語記録を読み、設問に回答する) |
面接試験 | 50分 |
面接試験 | ロールプレイ・口頭試問 |
面接試験時間 | ロールプレイ(15分)+口頭試問(5分) |
面接評価区分 | 「主張・問題の把握」「具体的展開」「傾聴」 |
合格基準 | 150点満点で90点以上の得点 ※但し、論述は配点の40%以上の得点、かつ面接は評価区分ごとに満点の40%以上の得点が必要 |
実技試験の特徴 | 相談者の自己理解を深めることに焦点を当てる |
【お問い合わせ先】
特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協議会
【URL】https://www.career-shiken.org
特定非営利活動法人日本キャリア開発協会
【URL】https://www.jcda-careerex.org/