税理士試験合格のためには
過去問の使い方が重要!

税理士試験の学習を進めるうえで、テキストや問題集、過去問と呼ばれる過去問題集が必要です。

しかし、「過去問をどのように活用すれば良いのかわからない」と悩む方も多いかもしれません。

そこで今回は、過去問を解くメリットや注意点をはじめ、過去問の効果的な使い方や税理士試験合格に向けた勉強法などについて解説します。

税理士試験合格に向けた勉強方法や過去問の使い方で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

【水上講師の自己紹介】

法人税法担当の水上です。
税理士試験に1年でも早く合格するためには、勉強法の確立が重要です。そのなかでも重要な要素の一つとなる、過去問について講師目線でポイントをお伝えいたします。

税理士試験合格は過去問の使い方がカギを握っている

まずは、過去問を解くメリットや注意点を見ていきましょう。過去問を解くメリットとしては、次のようなものがあります。

税理士試験の出題傾向や難易度を把握できる

税理士試験の範囲は広いため、なんとなく勉強していると「どこが重要なのか」「どこに力を入れれば効率的に得点できるのか」に気付けないこともあります。

「これまでに多く出題された論点は何か」を意識しながら過去問を解けば、出題傾向がある程度推測できるようになるでしょう。また、過去問を解けば、税理士試験の難易度を体感できます。

難問・奇問を見分けられるようになる

勉強を始めたばかりの頃はすべてが難問に見えるかもしれませんが、過去問を解けば、難問・奇問と一般的な問題の見分けがつくようになるでしょう。

税理士試験では「解ける問題から解答して得点を伸ばす」ことが重要です。難問・奇問に時間を取られ、本来得点できるはずの問題を落とさないようにしてください。

実際の試験を想定して時間配分や解答順を考える訓練ができる

試験で高得点をねらうには、時間配分や解答順も重要になります。実際の試験と同じ時間内で過去問を解けば、時間をかけるべき問題や先に解いたほうが良い問題などが判断できるようになるでしょう。

インプットした知識をアウトプットする訓練になる

暗記やテキストの読み込みなど、知識のインプットだけでは実際の試験で得点につながりません。「インプットした情報をアウトプットする」ことにより、覚えたことが実践的な知識として定着します。

ただし、過去問を数多く解けばそれで良いわけではありません。過去問を何度も解いたとしても、以下のようなケースもあるので注意してください。

法改正があった場合、対応できない問題が出てくる

過去問は、税理士試験が実施された年の税法に基づいて作成されているため、当然その後の法改正には対応できていません。

つまり、過去問のなかには現在と税法が異なるために解答できない、正解がない問題もあるということです。

【水上講師ならではのポイント】

総じて上記の通りですが、受験科目によって過去問の使い方や重要度は異なります。税理士試験の場合、通常試験委員は数年で交代となります。そのことが試験傾向にあまり影響しない科目と影響しやすい科目があります。あまり影響しない科目については幅広く過去問を用いて学習をすべきですし、影響しやすい科目は現行の試験委員に近い傾向の過去問を中心に学習をするのが得策です。

過去問の効果的な使い方

より効率的に学習するために、過去問の効果的な使い方を3つ紹介します。意識するポイントは、活用タイミングと活用方法です。

解き方を覚える教材として使う

過去問を解き進めていると、どう解けば良いのかわからない問題にも出会います。アプローチがわからないということは、まだその分野を十分に理解できていない証拠ともいえます。

そのような場合は、ずっと頭を抱えて考えるよりも、解答を見て解き方を覚えましょう。大切なのは、実際の試験で同じような問題が出たときに解けるようにすることです。ただし、本試験直前の段階で解き方がわからない問題は捨てる選択もあります。

直前対策として時間内に問題を解く練習をする

過去問を解く際に重要なのは、「本試験と同じ時間内で問題を解く」ことです。

税理士試験の当日は緊張してしまい、実力を出しきれずに終わってしまうこともあります。普段から本試験と同じ時間で解く練習をしておけば、難問は切り捨てて確実に得点できる問題を解くなどの落ち着いた対応が取れるでしょう。

タテ解き、ヨコ解きで実力を養成する

過去問の使い方として注目されているのが、「タテ解き」と「ヨコ解き」です。

タテ解きは一般的な過去問の使い方で、模擬試験のように過去問を解く方法を指し、ヨコ解きは関連する内容や出題形式をピックアップして解く方法を指します。

「ヨコ解き」とは例えば、有価証券に関する部分のみ解いていく、あるいは社債に関する部分のみ解いていくということです。ヨコ解きでは、一つのトピックに関連する問題をいくつも解くことで、そのトピック自体の理解力や情報を整理する能力が効率的に上がります。

タテ解きは「実力の確認」、ヨコ解きは「実力の養成」に効果的といわれているので、どちらか一方ではなく、両方の解き方をバランス良く取り入れてください。

【水上講師ならではのポイント】

高校受験や大学受験と同様、ある程度知識が固まってきた段階で、過去問を使いゴールをイメージしながら学習をすることは大切です。そのことにより合格に向けた方向性を確認することができますし、今足りないことが何なのかを把握しやすくなります。科目によって過去問に触れるべきタイミングは異なりますが、総じていえることは初期、中期の段階では出題形式、傾向などへの慣れが主目的となり、仕上げが近づいた段階では時間配分など作戦面での考察が主目的となります。

税理士試験合格に向けた勉強法

税理士試験の範囲は非常に広いため、やみくもに勉強するだけではなかなか合格できません。ここからは、準備段階でやるべきことと、効率的な勉強法について解説します。

勉強を始める前の準備

勉強を始める前に必要なことは次の2つです。

合格までの目標を決める

税理士になるには、税理士試験の範囲である11科目中5科目の合格が必要です。

ただし、税理士試験では科目合格制を採用しているため、「毎年1~2科目を確実に合格し、2~4年で資格を取得する」という複数年計画が一般的です。

とはいえ、何年かかっても良いと考えていると合格が遠のきます。そのため、「何年かけて5科目合格を目指すのか」は、はじめに決めておくことが重要です。

年間のスケジュールを決める

合格までの目標が決まったら、年間の学習スケジュールを決めます。

試験日から逆算して月・週・日のスケジュールに落とし込み、最終的には1ヵ月先までの学習内容を30分もしくは1時間単位にまで細分化してみてください。

これを繰り返して試験日までの計画を立て、学習を進めていきましょう。税理士試験は勉強範囲が広いため、しっかりとした学習計画を立て、確実に進めていけるスケジュール管理が大切です。

効率的に税理士試験の勉強をするには

効率的に勉強を進めるには、以下の方法がおすすめです。

共通する部分がある科目を同時に勉強する

税理士試験の科目のなかには、簿記論と財務諸表論、法人税法と事業税のように内容がある程度共通している科目もあります。

共通部分がある科目を勉強する場合、それぞれの内容を意識的に関連付けて勉強すると、効率的に理解できるでしょう。

科目の特徴に合わせて勉強方法を変える

税理士試験には、理論メインの科目や計算メインの科目、どちらも同程度に重要な科目など、科目ごとに出題内容の特徴があります。そのため、効率良く勉強するには、各科目の特徴に合わせて勉強方法を変えることが大事です。

時間を計りながら勉強する

過去問を解く際に、時間を計る方は多くいることでしょう。

しかし、ここで紹介するのは、テキストを読むときや練習問題を解くときなども、常に時間を計りながら行なう方法です。特に、スピード勝負の簿記論や財務諸表論の勉強をする際は、時間を意識しながら進めると時間感覚が身に付きます。

最初に土台づくりをする

税理士試験の勉強では、最初の年に簿記論と財務諸表論を勉強し、会計の土台ができたところに各税法を上積みしていくのが一般的です。

多くの科目があるなか、最初に基礎となる科目を重点的に勉強することで、他の科目の理解もスムーズになるでしょう。

【水上講師ならではのポイント】

1年でも早く税理士試験に合格するためには、勉強法の確立も必要です。そのなかでも目標管理や学習のスケジュールを立てることは非常に重要です。カリキュラムに沿って学習をいただければ、大まかな学習スケジュールは立てられますので、安心して学習をスタートしてください。また、上記の他にも様々な学習方法があります。皆さんに合った学習法を一緒に見つけてまいりましょう!

税理士試験の合格を目指すなら大原

税理士試験は範囲が広く難易度も高いため、独学で合格を目指すよりも資格スクールを利用するほうが効率的に勉強できます。

資格の大原なら、次のような特徴や強みを活かし、受講生の方の合格をフォローします。

オリジナルテキストで効率的に学習できる

資格の大原のオリジナルテキストは、税理士試験の出題傾向を徹底的に分析して作成しています。毎年改訂しているため、税法の変更にも素早く対応することが可能です。

図解や具体例を多数取り入れることで「わかりやすく使いやすい」教材だと、受講生の方から高い評価を得ています。効率的に勉強できるのはもちろん、無理なく確実にステップアップできるという強みがあります。

効率的に学習できるカリキュラムと環境

独学の場合、特別なノウハウがあるわけではないため、効率的な学習スケジュールを立てたり、学習環境を整えたりするのは難しいでしょう。

その点、資格の大原には、効率的に学習できるカリキュラムや学習環境についてのノウハウがあります。カリキュラム通りに進めれば、着実に合格に近づけるでしょう。

また、添削指導や個別相談など習熟度に合わせたアドバイスをしながら、税理士試験に合格するまで徹底したサポートも行っています。わからないことがあれば、すぐ講師に質問してください。資格の大原では、疑問を残したまま授業についていけなくなる不安もありません。

高い合格実績

資格の大原では、これまでの経験と実績から蓄積したノウハウを活かし、税理士試験合格者(官報合格者)の半数以上が毎年、大原生となっています。

複数年かけて合格を目指す税理士試験では、モチベーションを維持するのも大変です。しかし、資格の大原では多くの受講生の方がいるため、仲間と切磋琢磨していくことがモチベーションの維持に役立つでしょう。

モチベーションの維持は、税理士試験の合格を目指すうえで大切です。1人でモチベーションを保つのは難しいと感じている方にも、資格の大原をおすすめします。

【水上講師ならではのポイント】

これまで述べて来た通り、税理士試験合格のために過去問を用いることは重要です。ただし、科目によって必要なタイミング・反復回数、どの年度の問題を用いるのが有効かといったことが異なるのも事実です。当然のことながら、教材やカリキュラムの作成に当たってはこういったことをすべて考慮して作り上げることになります。安心して付いて来てください。一緒に頑張りましょう!

まとめ

インプットした知識を定着させるため、税理士試験合格に近づくためにも、過去問をうまく活用していきましょう。過去問は本番さながらの気持ちで、時間を計りながら解いていくことが大事です。

税理士試験は範囲が広く、専門的な内容のため、独学で合格するのは難しいといえます。効率良く、税理士試験合格に向けた勉強をしたい方は、ぜひスクールに通うことも検討してみましょう。

資格の大原では、資料請求やセミナー・説明会・体験入学のお申し込みを受け付けておりますので、ぜひ気軽にお申し込みください。

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講師プロフィール

水上明(法人税法担当)
資格の大原税理士講座にて法人税法の受験指導に28年従事。
通学講義のみならず全国に向けた映像講義も担当する大原一の人気講師。
法人税法の本試験での出題を幅広く把握し、現在の試験傾向の分析や出題予想にも定評がある。

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