【Vol.2】
「家計の金融資産が大幅増!過去最高を更新!」

FPゆるっとコラム~人生100年時代のヒント~連載開始
2026/07/10(金)
コラム

皆さん、こんにちは。資格の大原 FP講座担当です。
このコラムでは、昨今話題になっているお金のテーマについて紹介していきたいと思います。
第2回目の今回は「ちょっとそれ本当!?」というお話。

テーマはちょっと長いですが「家計の金融資産が大幅増!過去最高を更新!」です。
毎日のように「値上げ!」「値上げ!」のニュースを目にし、出費のかさむ今日この頃、、、、
にわかに信じがたいお話のスタートです。

リスク資産(株式や投資信託など)が増加!

日銀が発表した家計の金融資産残高が前年比5.3%増の2,351兆円に達し、統計開始以来の最高額を更新したことについてお話ししたいと思います。
今年の統計では前年よりおよそ118兆円も増加していますが、特に伸びが顕著だったのは株式や投資信託などのリスク資産です。
株式は前年比22.6%増の342兆円、投資信託も前年比21.3%増の165兆円になりました。

そのカラクリ・・・増加の3つの要因!

こうした資産増加の背景には、主に「株価上昇、新NISAの本格稼働、円安による外貨建て資産の増加」という3つの要因があると考えられます。

まず株価上昇ですが、日本やアメリカなど国内外の株式市場が堅調に推移したことで、保有株式の評価額が大きく増加しました。

次に新NISAの本格稼働ですが、2024年からの制度恒久化と非課税枠の拡大により、投資信託への資金流入が加速し、残高の大幅な増加につながりました。

3つ目に、円安による外貨建て資産の増加ですが、外貨預金や米国株式といった外貨建て資産の円換算額が膨らんだことで、家計全体の資産残高を底上げする結果となりました。

特に米国株式については、株価上昇と円安の相乗効果で評価額が大きく増加しました。その一方で、現金預金は1,140兆円にとどまりました。これは前年比0.5%のみの増加と横ばいに近く、構成比は48.5%と50%を下回りました。このことは、家計がより積極的に投資へシフトしていることの表れかと思います。

現金預金中心から投資へのシフトの気配

このように、金融資産が2,351兆円に達したことは、単なる数字の増加にとどまらず、日本の家計が現金預金中心から投資を組み合わせた資産形成へと移行しつつあることを示す重要な転換点にきているのかもしれません。

このコラムでは、これからもお金の話題を、少しずつ分かりやすくお届けしていきます。
「もう少し踏み込んで知りたい」「あの件はどうなんだろう?」と疑問が生まれましたら、それが「学びどき」です。
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