令和4年税理士試験官報合格
特別インタビュー -2-

特集

Q1.官報合格の瞬間、どのような気持ちでしたか?

昨年、法人税と消費税に合格した時は直感的に涙が出るほど嬉しかったですが、今年は「もう受験勉強しなくていいんだ」という何とも言えない気持ちでした。嬉しいという気持ちはもちろんありましたが、どちらかといえば安堵感。やっと終わったという解放感が一番大きかったです。
 
 
 

Q2.大変だったこと、乗り越えた方法は?

大変だった事は仕事と学習の両立です。特に繁忙期の学習時間の確保が大変でした。学習時間を確保する為になるべく残業等をしたくなかったので、日中の仕事を効率良く終える事を意識していました。確定申告時期等の繁忙期は普段と比べどうしても思うような学習時間を確保できないため、その時期のペースダウンをいかに最小限に抑えるかが課題でした。最小限に抑えてその時期を乗り越えられたなら合格できる!と何となく思っていました。繫忙期であっても勉強しない日は無かったです。

Q3.学習時間確保のため取り入れたことは?

仕事を効率良く終える事とお酒を断つ事です。お酒に関しては学習時間の確保という面もありますが、私の場合、飲酒すると学習に対するモチベーションがかなり下がったり、記憶力が悪くなったりと学習効率が悪くなるので、プライベートな飲み会等は受験期間中なるべく参加しないようにしていました。お蔭様で交友関係はかなり狭くなったような気がします。(笑)どうしても外せない仕事関係の飲み会等は参加していましたが、自我を保てる範囲内で飲酒し、飲酒後のため学習効率は悪いですが、飲み会終了後に勉強していました。税理士試験は相対評価なのでライバルより勉強しないと合格できない、という風に自分自身思って学習には取り組んでいたので、勉強しない日を作りたくなかったし、作らないようにしていました。学習時間はだいたい平日は3~5時間、休日は8~10時間ぐらいやっていたと思います。自宅では気持ちの切替えができず、気が散ってなかなか勉強できなかったため、基本的には事務所(職場)で勉強していました。場所を貸してくれた事務所には本当に感謝しています。

Q4.学習計画の立て方は?

1週間単位でのルーティン決めていました。例えば、月曜日は前回講義の復習、火曜日は宿題を捌く、水曜日は条文を読むというような感じです。その日に何をやるのかが決まっているので、それをひたすらこなします。終わらないと帰れません!という感じで。その日の学習時間の都合上で火曜日と水曜日のやる事を入れ替えるとかはありますが、基本的にはルーティン通りに進めてました。その日の学習内容をその日に決めることはほとんど無かったです。今日はここまででいいやとか帰りたいと思う日もありましたが、自分で決めた事を守らないのはなんだか自分に負けてる気がして気持ち悪いので何とか頑張ってやってました。
 
 
 
 

Q5.大原講師とのエピソードは?

簿記論、財表、法人、消費、相続、どの先生にも共通して言えますが、僕の細かい質問にいつもよく答えてくれたなと思います。感謝の気持ちです。
 

Q6.大原のイチオシポイントは?

まず、先生がみんな優しいです。消費税の山﨑先生はスパルタでしたが(笑)それからテキストが解かりやすくしっかりしていると思います。今現在も仕事の時に活用させてもらっています。

Q7.資格を取る前と後で変わったと思うことは?

心が軽くなりました。受験期間中は飲みに行っている時も友達と遊んでいる時も心の何処かで受験のことを考えていて、本来、楽しいと思える事をやっていても心の底から楽しむ事ができませんでしたが、今は気兼ねなく飲み会等にも参加できるのでとても楽しいです。

Q8.税理士の仕事のやりがいや魅力は?

自分の勉強した知識がクライアントの役に立って感謝された時はとても嬉しいですし、そういった時に仕事に対するやりがいを感じます。また色々な業種のクライアントがいるので自分の知らない業種や商慣行を知る事ができるのは魅力だと思います。

官報合格おめでとうございます!

官報合格者:福島 鷹平

働きながら消費税法・法人税法・相続税法の難関科目に合格。ストイックな自己管理と「税」の探求心に脱帽でした。
インタビューにご協力いただきありがとうございました。
今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。

資格の大原 福岡校 税理士講座職員一同

戻る